✅ git pull の使い方

🔹 git pull とは

git pull は、リモートリポジトリから最新の変更を取得し、それを現在のローカルブランチにマージするコマンドです。
このコマンドは、git fetch と git merge の組み合わせであり、リモートの変更をローカルに反映させます。

🔹 基本の使い方

git pull origin main

• origin: リモートリポジトリ名（通常は origin）
• main: 取得したいリモートブランチの名前（例: main）

git pull は、リモートブランチ origin/main の変更をローカルブランチ main にマージします。

基本的には該当のブランチでローカルで

git pull

と打ち込めばリモートブランチの内容がローカルブランチに更新されます。

🔹 よく使うパターン

◾ 特定のリモートブランチを取得したい場合

git pull origin develop

この場合、リモートブランチ origin/develop の変更をローカル develop ブランチにマージします。

◾ --rebase オプションを使いたい場合

git pull --rebase origin main

--rebase オプションを付けることで、リモートの変更をローカル変更の前にリベース（再適用）します。これにより、マージコミットを避けて直線的な履歴を維持できます。

🔹 git pull の動作

1. フェッチ (fetch):
   リモートリポジトリから最新の変更を取得しますが、ローカルの作業中のブランチには反映しません。

2. マージ (merge):
   取得した変更をローカルブランチにマージします。競合が発生すると手動で解決する必要があります。

🔹 fetch と pull の違い

• git fetch

  • ✅ リモートの変更を取得する
  • ❌ 自動でマージはしない（自分で merge または rebase が必要）

• git pull

  • ✅ リモートの変更を取得する
  • ✅ 自動でマージまたはリベースを行う（デフォルトはマージ）

🔹 よくある用途

• 他の人の変更を反映させたい
  作業しているブランチにリモートの変更を統合したい場合、git pull を使用します。

• マージコミットを避けたい場合
  履歴を直線的に保ちたいときは、git pull --rebase を使ってリベースを選択します。

• リモートリポジトリの状態を確認したい場合
  他の人がリモートにコミットした内容を、マージせずにただ確認したい場合も git pull を使うと便利です。