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Git入門: git revert

Git入門: git revert

✅ Git Revert

🔹 使い方

git revert は、指定したコミットの変更を打ち消す新しいコミットを作成するコマンドです。

履歴を壊さずに「取り消す」ことができる安全な方法です。

resetするcommitを上書きするため安全で、実務シーンでよく使われます。

🔹 基本構文

git revert <コミットID>
  • <コミットID>:打ち消したいコミットのハッシュ値(例:a1b2c3d)

🔹 例:1つ前のコミットを打ち消す

git revert HEAD

→ 最新のコミットの内容を取り消すための新しいコミットを作成します。

🔹 複数のコミットをまとめて打ち消す

git revert OLDEST_HASH^..NEWEST_HASH
  • 例:git revert a1b2c3d^..d4e5f6g
  • 範囲で打ち消すときは、古いコミットの1つ前(^)を含めます

🔹 よく使う用途

  • 誤った変更を取り消したいが、履歴は残しておきたいとき
  • チーム開発で過去の修正を安全に巻き戻したいとき

🔹 reset との違い

| 操作     | 履歴に残る | 強制力がある | チーム向け |
|----------|------------|---------------|-------------|
| reset    | 残らない   | ある(強力)  | 向いてない  |
| revert   | 残る       | 安全          | 向いてる    |

🔹 注意点

  • git revert は元に戻すのではなく「打ち消す」コミットを追加します。
  • マージコミットはそのまま revert できないため、--mainline オプションが必要になる場合があります。

🔹 まとめ

git revert は安全にコミットを取り消したいときに使うべき基本コマンドです。

チーム開発では reset よりも revert を使うほうがトラブルになりにくいです。

resetの場合はコミットが完全に消えてしまうためです。

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