✅ someとは

JavaScriptの配列メソッドsome() は、「ある条件を満たす要素が1つでもあるか？」を判定するときに使います。

• 条件に1つでも合えば true
• 全部不一致なら false

every同様に実務シーンで結構使います。

✅ 基本構文

const result = array.some((value, index) => {
  // 条件をreturn
});

• value: 現在の要素
• index: 現在のインデックス（使わない場合は省略可）
• 条件を満たす要素が1つでもあれば true、なければ false を返します

✅ someの特徴

• 1つでも条件を満たせば true を返す
• 全て見る必要がなく、見つかった時点で止まる（効率が良い）
• 判定だけに使う（新しい配列は作らない）

✅ 練習

コピペではなく実際に打ち込んで練習してみましょう。

数値が10以上の要素があるか？

const numbers = [3, 7, 9, 12];
const hasLargeNumber = numbers.some(num => num >= 10);
console.log(hasLargeNumber);
// true（12が条件を満たす）

偶数が含まれているか？

const nums = [1, 3, 5, 7];
const hasEven = nums.some(n => n % 2 === 0);
console.log(hasEven);
// false（偶数が1つもない）

ユーザーがログインしているか？

const users = [
  { name: "Taro", isLoggedIn: false },
  { name: "Hanako", isLoggedIn: false },
  { name: "Jiro", isLoggedIn: true }
];

const isAnyoneLoggedIn = users.some(user => user.isLoggedIn);
console.log(isAnyoneLoggedIn);
// true（Jiro がログイン中）

文字列の中に特定の単語を含むか？

const messages = ["こんにちは", "バグあり", "OKです"];
const hasBug = messages.some(msg => msg.includes("バグ"));
console.log(hasBug);
// true（"バグあり" に含まれている）

✅ まとめ（some）

• some() は、「1つでも条件に合うものがあるか？」をチェックする配列メソッド。
• true/false を返す（配列の中身は変えない）
• 最初に条件を満たした時点で処理が止まる（効率的）
• 「一部が○○かどうか」を判定する処理に便利