✅ cat コマンドの使い方
🔹 cat とは
cat は、ファイルの内容を表示したり、結合して新しいファイルを作成したりする コマンドです。
「concatenate(連結する)」の略で、単純な表示だけでなく、複数ファイルの連結もできます。
🔹 基本の使い方
cat ファイル名
例(ファイルの内容を表示する)
cat file.txt
- file.txt の中身をターミナルに表示します。
🔹 よく使うパターン
◾ 複数のファイルをまとめて表示したい場合
cat file1.txt file2.txt
- file1.txt と file2.txt の内容を順番に表示します。
◾ ファイルを新しく作成する(リダイレクト > を使用)
cat > newfile.txt
- 入力したテキストが newfile.txt に保存されます。
- 入力が終わったら Ctrl + D で保存して終了します。
◾ 複数のファイルを結合して新しいファイルを作成する
cat file1.txt file2.txt > combined.txt
- file1.txt と file2.txt を結合し、combined.txt という新しいファイルに保存します。
◾ 行番号を付けて表示したい場合(-n オプション)
cat -n file.txt
🔹 注意点
- cat は内容を表示するだけなので、元ファイルを変更しません。
- リダイレクト(>)を使った場合は、既存ファイルが上書きされるので注意してください。
🔹 よくある用途
- ファイルの中身を手早く確認したいとき
- 複数のテキストファイルをひとつにまとめたいとき
- 簡単なファイル作成や編集をターミナル上で行いたいとき