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Linux入門: chmod: パーミッション変更

Linux入門: chmod: パーミッション変更

✅ chmod コマンドの使い方

🔹 chmod とは

chmod は、ファイルやディレクトリのアクセス権(パーミッション)を変更するコマンドです。

「誰が・どのような操作(読み・書き・実行)をできるか」を設定できます。

🔹 基本の使い方

chmod モード ファイル名

例:

chmod 755 script.sh

この例では、script.sh に rwxr-xr-x のパーミッションを設定しています。


🔹 数値での指定

chmod は3桁の数字で指定します(所有者 / グループ / その他 の順)。

  • 7 → 読み(4)+ 書き(2)+ 実行(1) = rwx
  • 6 → 読み(4)+ 書き(2) = rw-
  • 5 → 読み(4)+ 実行(1) = r-x
  • 4 → 読みのみ = r--
  • 0 → 何も許可しない = ---

例:

chmod 644 file.txt

→ 所有者は読み書きOK、グループとその他は読み取りのみ。

🔹 記号での指定(シンボリックモード)

chmod u+x script.sh

→ 所有者(user)に実行権限(+x)を追加。

対象の記号

  • u: 所有者(user)
  • g: グループ(group)
  • o: その他(others)
  • a: 全員(all)

操作の記号

  • +: 権限を追加
  • -: 権限を削除
  • =: 権限を上書き

例:

chmod a-w file.txt

→ 全員から書き込み権限を削除。

chmod g=rw file.txt

→ グループの権限を読み書きに設定(他の権限は削除される)。

🔹 よくある用途

  • シェルスクリプトに実行権限をつけたいとき
chmod +x run.sh
  • 公開用ディレクトリに読み取り・実行権限を設定
chmod 755 public_html
  • 重要ファイルの書き込み権限を制限したいとき
chmod 444 config.yml

🔹 注意点

  • 誤って 777 を設定すると、誰でも読み書き実行できる状態になり、セキュリティ上危険です。
  • 不要な権限は極力与えないようにしましょう。
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