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Linux入門: chown: 所有者変更

Linux入門: chown: 所有者変更

✅ chown コマンドの使い方

🔹 chown とは

chown は、ファイルやディレクトリの「所有者」や「所有グループ」を変更するコマンドです。

change owner(所有者を変える) の略です。

🔹 基本の使い方

chown 新しい所有者 ファイル名

例:

chown user1 sample.txt

→ sample.txt の所有者を user1 に変更します。

🔹 所有者とグループを同時に変更する

chown user1:group1 sample.txt

→ sample.txt の所有者を user1 に、グループを group1 に変更します。

コロン(:)で区切るのがポイントです。

🔹 ディレクトリ配下すべてを再帰的に変更する

chown -R user1:group1 my_folder

→ my_folder とその中にある全てのファイル・ディレクトリの所有者とグループを変更します。

-R オプションは「再帰的(recursive)」の意味です。


🔹 グループのみを変更する

グループのみ変更したい場合は chgrp コマンドでも可能ですが、chown を使って以下のようにも書けます。

chown :group1 sample.txt

→ 所有者はそのままで、グループだけを group1 に変更。

🔹 よくある用途

  • 管理者(root)ユーザーで作ったファイルを別ユーザーに渡すとき
chown user1 report.txt
  • デプロイ用のディレクトリに適切な所有権を設定するとき
chown -R webuser:www-data /var/www/html

🔹 注意点

  • 一般ユーザーは通常、他人の所有ファイルの所有者は変更できません(sudo が必要)。
  • 誤って root 所有にすると、編集や削除が難しくなるので注意。
  • /etc/passwd に存在しないユーザー名を指定するとエラーになります。
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