✅ cp コマンドの使い方
🔹 cp とは
cp は、ファイルやディレクトリをコピーする コマンドです。
「copy(コピー)」の略で、元のファイルやディレクトリはそのまま残しつつ、コピーを作成します。
🔹 基本の使い方
cp コピー元 コピー先
例(ファイルをコピーする)
cp file.txt backup.txt
- file.txt の内容をコピーして、backup.txt というファイルを作成します。
🔹 よく使うパターン
◾ ディレクトリごとコピーしたい場合(-r オプション)
cp -r original_folder copy_folder
- original_folder ディレクトリを copy_folder として丸ごとコピーします。
- -r は「再帰的(recursive)」の意味で、フォルダ内のすべてのファイルやサブフォルダもコピーされます。
◾ 上書き確認をしながらコピーしたい場合(-i オプション)
cp -i file.txt backup/
- すでに同名のファイルがコピー先にある場合、上書きするかどうか確認されます。
◾ コピー時に詳細情報を表示したい場合(-v オプション)
cp -v file.txt backup/
- どのファイルがどこにコピーされたかを表示してくれます(verboseモード)。
🔹 複数のファイルをまとめてコピーする
cp file1.txt file2.txt file3.txt backup/
- 複数のファイルを一度に backup/ ディレクトリにコピーできます。
🔹 注意点
- cp だけだとファイルしかコピーできず、ディレクトリをコピーするには -r オプションが必須です。
- コピー先に同じ名前のファイルがあると、上書きされるので注意してください。
🔹 よくある用途
- 大事なファイルのバックアップを取りたいとき
- 元ファイルを残しつつ、編集用のコピーを作成したいとき
- ディレクトリごと複製して新しいプロジェクトを開始したいとき