✅ echo コマンドの使い方
🔹 echo とは
echo は、指定した文字列や変数の値を表示する コマンドです。
単にメッセージを表示したり、ファイルに出力したりするときに使います。
🔹 基本の使い方
echo 表示したい文字列
例(文字列を表示する)
echo Hello, world!
- Hello, world! とターミナルに表示されます。
🔹 よく使うパターン
◾ 変数の値を表示したい場合
message="Good morning" echo $message
◾ 特定の文字列をファイルに書き込みたい場合(リダイレクト > を使用)
echo "Hello, file!" > hello.txt
- hello.txt というファイルを作成し、Hello, file! を書き込みます。
- 既存ファイルがある場合は上書きされます。
◾ ファイルに追記したい場合(リダイレクト >> を使用)
echo "追加したい内容" >> hello.txt
- hello.txt に新しい行として 追加したい内容 を追記します。
◾ 特殊文字を解釈させずに表示したい場合(-e オプションなし)
echo "Hello\nWorld"
- \n はそのまま文字として表示されます(改行されない)。
◾ エスケープシーケンス(改行など)を有効にしたい場合(-e オプション)
echo -e "Hello\nWorld"
- Hello と World が改行されて表示されます。
🔹 注意点
- リダイレクト記号(>、>>)を使うとファイル操作ができるため、出力先には注意してください。
- -e オプションがないと、\n などのエスケープシーケンスは普通の文字列として扱われます。
🔹 よくある用途
- ちょっとしたメッセージをターミナルに表示したいとき
- シェルスクリプト内で進捗やメッセージを出力したいとき
- ファイルに簡単な内容を書き込みたいとき