✅ grep コマンドの使い方
🔹 grep とは
grep は、ファイルや文字列の中から特定のキーワードを検索するコマンドです。
ログやテキストファイルの中から、必要な情報を素早く見つけるのに便利です。
🔹 基本の使い方
grep "検索キーワード" ファイル名
例:
grep "error" server.log
server.log の中から「error」を含む行を表示します。
🔹 よく使うオプション
- -i:大文字・小文字を区別せずに検索(例:grep -i "error")
- -r または -R:ディレクトリを再帰的に検索(例:grep -r "TODO" .)
- -n:一致した行番号も表示(例:grep -n "main" index.js)
- -v:一致しない行を表示(除外)(例:grep -v "debug" log.txt)
- -l:一致するファイル名だけ表示(例:grep -l "password" *.txt)
🔹 パイプとの組み合わせ
cat log.txt | grep "error"
log.txt の内容を表示しつつ、「error」を含む行だけを抽出します。
🔹 正規表現の使用
grep "^Error" log.txt
^Error は「行の先頭が Error の行」を意味します。
grep "404$" log.txt
404$ は「行の末尾が 404 の行」を意味します。
🔹 よくある用途
- ログからエラーや警告メッセージを探すとき
- プログラム中に特定のキーワード(TODOやFIXMEなど)があるか確認したいとき
- ファイルの中に特定の単語が含まれているか調べたいとき
- テキストの中からパターンに合うものだけ抽出したいとき