✅ gunzip コマンドの使い方
🔹 gunzip とは
gunzip は、gzipで圧縮されたファイル(.gz)を解凍するためのコマンドです。
gzip -d と同じ機能を持ち、.gz 拡張子のファイルを元の形式に戻します。
🔹 基本の使い方
gunzip file.txt.gz
→ file.txt.gz を解凍し、file.txt に戻します。
※ デフォルトでは .gz ファイルは削除され、展開後のファイルだけが残ります。
🔹 元ファイルを削除せずに展開(上書きなし)
通常は .gz ファイルを削除してしまいますが、保持したい場合は -c オプションを使用します。
gunzip -c file.txt.gz > file.txt
- -c: 解凍結果を標準出力に出力(リダイレクトで保存)
🔹 複数ファイルを一括で解凍
gunzip *.gz
→ カレントディレクトリ内の .gz ファイルすべてを解凍します。
🔹 gzip -d との違い
- gunzip は gzip -d の別名(同じバイナリ)
- どちらを使っても動作は同じなので、好きな方を使ってOK
🔹 よくある用途
- .gz で圧縮されたログファイルの解凍
- ダウンロードした .gz ファイルを元に戻したいとき
- tar.gz を解凍する前に gzip 部分だけ展開したいとき(ただし通常は tar -xzf で済む)
🔹 補足
- .tar.gz を解凍するときは、gunzip よりも tar -xzf の方が便利です。
- gunzip は単一の .gz ファイル向けです。ディレクトリや複数のファイルは tar を併用することが多いです。