✅ more コマンドの使い方
🔹 more とは
more は、テキストファイルを1ページずつ表示するコマンドです。
less と似ていますが、機能はややシンプルです。
古いUnix環境でも使える、軽量なページャーです。
🔹 基本の使い方
more ファイル名
例:
more error.log
ファイルの先頭から表示され、1画面分ごとに止まります。
🔹 主な操作方法(more内でのキー操作)
- スペース:次のページへ進む
- Enter:1行だけ進む
- b:1ページ戻る(※一部環境では非対応)
- /検索ワード:文字列を検索(Enter で実行)
- q:終了
🔹 標準出力と組み合わせる
cat largefile.txt | more
または:
grep "error" access.log | more
出力が多くなるコマンドと組み合わせて、1画面ずつ確認できます。
🔹 less との違い
- more はシンプル・軽量
- less はスクロールや逆方向の移動、リアルタイム監視(+F)など高機能
- less の方が後発で、more の上位互換として使われることが多い
🔹 よくある用途
- 古い環境で less が使えない場合の代替
- 軽量なページャーでファイルを確認したいとき
- コマンドの出力が長いときに1ページずつ読みたいとき