✅ mv コマンドの使い方
🔹 mv とは
mv は、ファイルやディレクトリを移動したり、名前を変更したりする コマンドです。
「move(移動)」の略ですが、名前変更にも使えるのがポイントです!
🔹 基本の使い方
mv 移動元 移動先
例(ファイルの移動)
mv file.txt /tmp
- file.txt を /tmp ディレクトリに移動します。

例(名前の変更)
mv old_name.txt new_name.txt
- old_name.txt を new_name.txt に名前変更します。

🔹 よく使うパターン
◾ ディレクトリの中にファイルをまとめて移動したい場合
mv *.txt backup/
- カレントディレクトリ内の .txt ファイルすべてを backup/ ディレクトリに移動します。

◾ ファイル名を変更しながら別ディレクトリに移動する場合
mv file.txt archive/renamed_file.txt
- file.txt を archive/ ディレクトリに移動しつつ、renamed_file.txt に名前を変えます。

🔹 注意点
- 移動先に同じ名前のファイルがある場合は上書きされるので注意!
- 上書きを防ぎたい場合は、-i オプションを付けると確認メッセージが出ます。
例(上書き確認付きで移動)
mv -i file.txt documents/
- 移動先に同名ファイルがある場合、上書きするかどうか聞かれます。
🔹 よくある用途
- ファイルを整理して別のフォルダに移動したいとき
- プロジェクトファイルの名前を変更したいとき
- バックアップを取る際にファイルをまとめて移動したいとき